第8回 家庭画報大賞 受賞作品 色彩センスの光った作品との評価を頂き、「春の気配サヨリと夏のウニ」が第8回家庭画報大賞を受賞しました。 何の気負いもなく、初めて応募した作品が大賞となり、後に額の貧弱さを後悔しました。展示会の際は主催者の方が立派な額に入れてくださいました。 主催者の雑誌に掲載され、立派な授賞式にまで出席させていただき、思いのほかの受賞に驚くばかりす。
台布の黄色い、ちりめんが気に入って製作しました。 背鰭の代わりに山が見えますか?
結婚後、住んでいた千葉の片田舎の観光地。 裸電球のある漁港、鯛の浦、誕生寺と休日のみ賑わうところでしたが、誕生寺の裏山から海に出る路は私のお気に入りで、毎日と言ってもよいほど通った路。弁天島で採った「紅いウニ」です。
■ 第68回 手工芸美術展 佳作入賞
裂き織の「ひのいりどき」が佳作入賞いたしました。
着想、発想・創造性、構成(デザイン・色彩・素材の材質感)、現代感覚、技法、技術の諸要素の調和を重視しされ、 私が応募した 一般公募の部では総合評価の上、さらに表現技法とその技術、そして格調の高さが評価の基準となったそうです。
美術大の学生や美術を専攻される方々に混じっての入賞は少々、恥ずかしいものがありました。
東京、上野の東京都美術館において、入賞作品の展示会が催され、足を運んで参りました。
銘仙の古布をご近所の方に頂き、すぐに湧いた夕日のイメージ、そして「モネ」のあの夕日です。
私の夕日は、毎年夏休みになると出かける房総、御宿の夕日です。
■ 第10回 家庭画報 特別出展作品 家庭画報大賞10回を記念して過去の受賞者に記念出展の依頼がありました。受賞時と同じ作風でとご依頼を受けまして出展をしましたのがこれら二つの作品です。 展示会は東京蚤ならず、大阪でも催されました。
海の中を悠々と泳ぐエイの群れ。ダイビングの出来ない私はいつも水族館で「エイ」 は空を飛んでもおかしくないわ!とみとれるのでした。
商業捕鯨が盛んな頃、晴海埠頭に捕鯨船団が入港すると、路地裏の店は土日もなく、南氷洋の話で持ちきりでした。 時は過ぎ、捕鯨が禁じられ、乗組員もバラバラに。 私もいつの日か鯨に遇いたいと北米迄出かけましたが遭遇できず、そんな時、「歌川国芳」の絵に出逢い、衝撃を受けたのです。
トビエイの写真との出会い
私が通院していた時、病棟でこのエイの写真を見つけました。
検査続きで心身ともに辛い時期。どなたのエイの写真かは知る由もなく、壁にかけられた額の中に遊泳するエイに乗せられるように、癒される気持ちをもらいました。
きっとほかの患者さんも同じような気持ちのはず。そして、写真はまるで私の作ったエイの作品のようでもありました。後にあの写真はWドクターのとった写真だと知り、ドクターは写真を下さいました。こうしてみると、何か、この二つの作品は通じるものがあると勝手に思うの
■ 第23回 ユザワヤ創作大賞展 入選作品